夏の暑さの余韻がやけに続いていた2023年。ようやく暑さが一段落したと思ったらグッと寒くなってきたので、街の紅葉が始まってしまっているのではないかと思いちょっとあせりぎみに出かけてみました。
出かけた先は東京では珍しく旧鎌倉街道の道筋が残っている府中市の国分尼寺(こくぶんにじ)跡の北側のエリアです。こちらは公園になっており、それゆえに昔の姿が残っているみたいですね。
道は切り通しとなっており、「旧鎌倉街道探索の旅 I 上道・山ノ道編」で紹介されている写真と比べると人が歩く部分が舗装になった程度しか変わらず、かつての府中台地の雰囲気が残っています。しかし、木々は緑のままで、紅葉の盛期はまだ先ですね。
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鎌倉街道の特徴である堀割りの地形が残っているように見えました。
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しかし、ここは東京ですからすぐ先は街になっています。旧街道はこの先の線路を超えて続いています。
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街が見えると一気に現実に戻されるような気がしましたが、振り返ると道の脇には太い木が見えました。木は昔の人々の往来を見ていたのでしょうか。
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道の脇には塚があったと言うことで、斜面を登ってみました。半分削られたようなこんもりとした盛り上がりはあったものの、すっかり草木に覆われていたため、形ははっきりとはわかりませんでした。
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せっかくなので隣接している黒鐘公園を散策してみました。割合はっきりと電車の通過音や車や工事の音は聞こえてきます。しかし見える景色は山の中のようでそのギャップが面白かったです。
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秋はそっと足元から近寄っていました。
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今日のお供のカメラ
カメラ: SONY NEX-5N
レンズ: SIGMA Art 30mm F2.8 DN(Eマウント用)
いつものようにシグマの単焦点レンズをつけて撮影をはじめたところ、電池がほとんどないことに気がついて大慌て。撮影の合間はこまめに電源を切りながらなんとか持たせることができました。