桜の季節、鶴岡八幡宮にて | 鎌倉街道 | 神奈川県鎌倉市

鎌倉街道の始点でもあり終点でもある鎌倉。このシリーズを始めるにあたって最初に掲載すべきだったのかも知れませんが、自分の中で逡巡する部分があったため長い間「保留」としてきました。しかし最近になって何か腑に落ちたような感覚が芽生え、これを機に形にしてみました。

撮影は14年前、躊躇っている間にだいぶ時間が過ぎてしまいましたね。

神奈川県・鎌倉市

昔も混雑していた鎌倉。中でも鶴岡八幡宮は大変な賑わいです。桜の季節ですから尚更です。

神奈川県・鎌倉市

見上げれば確かに桜が咲いています。咲き誇る桜に、ファインダーを覗いているとむせかえる気分だったことを思い出します。

神奈川県・鎌倉市

何でもない、おそらく境内近くの道ですが、昔同じこの道を武士が通ったのかも知れないと思えば、ただの道もまた趣のあるものに見えてきます。

神奈川県・鎌倉市

大銀杏の木はこの撮影の数年後に倒れてしまったようです。鎌倉の地には連綿と続く歴史を感じますが、と同時にとどまり続けるものはないことも感じます。鎌倉街道も時代を超えて存在していますが変化しながら存在しています。

神奈川県・鎌倉市

それでも春は巡ってきます。静かな時の流れの脇でただ立ち尽くすだけです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US
写真士Takiguchi Takumi
商業的立ち位置(禄の一部)も抱えつつ、これからもいつまでも写真の世界で自由にさすらい成長していく思いを「士」の一字に込めて「写真士」と名乗っています。実は音楽(クラシックピアノ)の試行錯誤も同じくらい年数が経っています。どちらもこの先ゴールは...見えるのかな?