群馬県と長野県の県境を掲載する上信越国境稜線の山々。日本列島の背骨を成すその長大な山々の連なりを指して最近では「ロングトレイル」とも呼ばれています。今回はその中でも比較的アクセスが容易な野反湖周辺の三壁山・高沢山・エビ山に登りました。
湿度はある程度高いものの、樹林帯の上りが続くため太陽の光が遮られるためか朝の空気の冷たさも相まってこの時期としては比較的快適な登りが続きました。
稜線上の見通しが効く場所に出て来ました。日差しの下、笹原が光り、遠く連なるロングトレイルの道のりが実感できます。小さく頭を出している山は白砂山でしょうか。
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冬季の大量の積雪の影響でしょうか、稜線上には所々木が少ない笹原や湿地帯が存在している佇まいに国境稜線の自然の特徴を感じます。
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樹林帯の中に入ると快適な登山道が続きます。
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北側に志賀高原エリアの山々が連なっているはずですが、あいにく木々が邪魔してなかなか見ることができません。枝の隙間から時折チラッと見える山は木と草原や笹原が入り組んだモザイクのようにも見えました。
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行先の登山道が見えます。その奥には個人的にロングトレイルの始発点と考えている浅間山が見えました。足元のこの道がロングトレイルの一部で、これが浅間山までつながっていると考えると、この時点でもその道程はまさに「ロング」ですね。
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稜線の少し下を通る場所から稜線を見上げると青い空が広がっていました。
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浅間山よりは手前に位置する草津白根の山々。火山は山体が独特の色をしているので目をひきます。そちらへロングトレイルの登山道が伸びていきます。
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浅間山と草津白根の2つの火山。火山が存在することがロングトレイルを構成する山々が作られていく上で大きな役割を果たしたような気がします。
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振り返って三壁山。冬季の自然条件の厳しさとのどかな無雪期の姿のコントラストに心が惹かれます。
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実際に通って来た場所のはずなのですが、おとぎの国のような夢のような感じもします。
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ロングトレイルが一旦グッと高度を下げる野反湖。反対側の山稜は大きく見ると二重稜線のようにも見えます。
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森から湧き出る水が湖に流れ込んでいます。湖のインレットには釣り人と思しき人たちが見えました。
今日のお供のカメラ
カメラ: Canon EOSKISSX10
レンズ: Canon EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM, EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
樹林帯を出るや否や炎天下。そのような状況の中でレンズ交換が苦にならないのがこのカメラとこのレンズ2本セットの最大の美点と言えると思います。