冬の寒さも一段落した4月の夕方、府中本町付近をぶらぶらと。
「府中」という街自体は遠い昔武蔵国の中心地であったり、鎌倉幕府が整備したと言われる鎌倉街道の宿場であったり、より古い時代の近畿から関東に至る街道である東山道が近くに通ってたりと、地味ではあるものの歴史的なトピックスをいくつも持っている街です。
基本的には直感的に写真を撮っていますが、バックグラウンドとしてはそんな歴史的な流れを知っていると目の前の風景の感じ方が少し変わるので、ちょっと意識しています。
鎌倉時代、鎌倉を出発した旅人は住宅の後ろの山を越えてこちらへ歩いてきたのでしょうか。
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住宅から駅まであちこちで咲いていた花。
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日が落ちるとお店の光がより魅力的に見えます。
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昔から残る大木と街の明るい光の取り合わせ。
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夕方から夜の時間の移ろい。
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気づくと月が中空に。そろそろ帰るとしましょう。
今日のお供のカメラ
Rolleicord Ⅳ
今から70年前に作られた、自分よりもこの世にいる時間が長いカメラです。