地図の上で鎌倉街道を追って見た時に近くに位置する「川角古墳群」という言葉に惹かれて毛呂山町を訪れました。「古墳群」という言葉から古墳が突如いくつも現れる様を想像して、なぜ誰がそのようなものを作ったのか興味が湧いたのと遺跡があるからには周囲の様子は昔のままではないかと推測したからです。
毛呂山町はのんびりした所でした。
予想通り古墳群の近くは往時の面影を残していました。武蔵野台地の上の道は昔このような風景が続いていたのでしょう。
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林の中を注意してみるとあちらこちらに小山が盛り上がっており、どうやらそれらが一つ一つが古墳のようです。古墳の上には後世に設置されたらしい石塔も見られ、この地には鎌倉時代前後の歴史が堆積している様子が感じられました。
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街道跡が明瞭に続いていました。
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このまま昔のままで続いてほしい道でしたが、どうやら車道が近づいてきました。左手の盛り上がりも古墳の一つなのでしょうか。鎌倉時代よりはるか昔に、どのような人々がどのような思いで、この土地にこのようなものを作ったのか、想像力が刺激されます。そして流れ去った時間の長さに触れたような気がしました。
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川角古墳群から少し南へ歩きました。あたりは郊外の風景が広がります。
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左手の大きな木の下で昔の旅人が休憩をしたかもしれないと思い、「旧鎌倉街道探索の旅I 上道・山ノ道編」(芳賀善次郎著・さきたま出版社)を読み返して見たところ、どうやら旧街道は右手の竹林や雑木林の中を通っていたようです。
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ただ風が吹き、雲が静かに動いていました。
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竹林と雑木林の先の、現在の車道と出会った場所からの鎌倉街道跡。今と昔の接点の一つですね。
今日のお供のカメラ
カメラ: Canon EOSKISSX10
レンズ: Canon EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM
久しぶりに持ち出しました。相変わらず軽さに助けられています。シャッターの感触が若干頼りげない感じはご愛嬌といったところでしょうか。