ウィスキーについてその1 ニッカ セッション | 楽しいお酒 | 番外編02

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お酒の紹介

もともと体質的にお酒には強くないのもあって、酔うことは二の次で色々なお酒を味わうのが好きです。お酒ひとつひとつの個性を味わうことは作り手の思いを知ることに他ならず、写真とは違うもののまるで優れた撮り手の想いが感じられる写真を見せてもらうことと、どこか相通ずるものを感じます。決してお酒には強くない私が少ないお小遣いをやりくりしてさまよう番外編お酒の世界の旅?の様子をどうぞ。

今回はニッカウヰスキーの「ニッカ セッション」というウィスキーです。こちらの700mlのボトルは私にとってはお高いのでなかなか手が出ないのですが、180mlのミニボトルが売られておりこちらがリーズナブルでしたので手に入れました。アルコール摂取量が低くても十分に酔ってしまう私にとってはこのようなミニボトルの設定はありがたいです。フルボトルだと空けるのに時間がかかって次のお酒を試すまでに時間がかかってしまうのですが、ミニボトルだと比較的そこそこの時間で空けることができますのでいろいろなお酒を試すのにはもってこいです。

香り: 花か果物の香りが少し強めに漂う感じ。43度というアルコールが発散する香りを後押ししているのかもしれません。

ハイボール: 柔らかめのピートの香りが前面に出てきたように感じます。少し酸っぱい感じがしますが、それは飲んだ時のさっぱり感につながっているように思います。甘さがないわけではないのですが、絶妙にピートの後ろに控えている感じで、食事と共に飲むのが合いそうですね。香りが失われないので良いお酒を飲んでいる感が続きます。

ストレート: アルコールに強くない自分にとっては普段しない飲み方。強めの刺激と花か果物の香りが華やかに口の中に広がりますが剥き出しのアルコールの刺激のような不快な感じはないです。飲み込んだ後少しして果物のような甘さも感じられます。しかし個人的には一、二口が限界です。

ロック: ストレートと似た感じですが、刺激が少し減って柔らかめのピートの香りが半歩前に出てきて少し複雑さが増した感じがしました。ストレートよりは飲みやすいもののアルコールに強くない私はやはり一、二口が限界です。

トワイスアップ: ロックと似た印象のまま、加水により飲みやすくなりました。ピートの香りと花や果物の香りが両立した華やかな香りにスモーキーでビターな後味が加わり、このウィスキーの中にある色々な要素が無理なく味わえる点が良い感じです。

トワイスアップ+ロック: 普段トワイスアップで飲む時には氷は入れないのですが、このウィスキーはトワイスアップ+氷が合っていると思います。トワイスアップ時よりスモーキーさとビターな味が前に出てきて、甘い感じはむしろ飲み込んでから少し経った後に喉の奥に感じます。そのバランスがよく食事の後にのんびり楽しむのにぴったりと感じました。ハイボールと同じように割っても香りが失われないので良いお酒を飲んでいる感が続きます。

全体の印象

飲み方によって、華やかな香りが前に出たりスモーキーな香りが前に出たりしますし、味もまた甘さが前に出たり逆にビターさが前に出たりと、飲み方による変化の大きさがこのお酒の楽しさかと感じました。スモーキーと言っても柔らかい感じですので、それほど飲みづらい感じでもありません。華やかな香りも含め色々な風味を楽しむことができます。個人的にはお値段が高いこともあり、食事に合わせて飲むというよりは「今日はスモーキーでビターな風味を適度に楽しみたい」という日の食後に飲むのが良いと思いました。

ニッカ セッションについての詳しい情報はメーカーの公式ページへどうぞ。

浮かんでくる写真

こちらのお酒を飲みながら撮影を振り返っていると頭の中に浮かんでくるのはこの写真。

こちらは「滝山城跡から谷地川沿いへ | 八王子市 | 近くの細道12」の記事からの一枚です。時間が経っても撮影時の感興を何度も心の中で味わうことができるのはきっと撮り手だけの特権?ですね。何度も味わうことができるという点はいわばおつまみの「あたりめ」みたいなものでしょうか(笑)。

注意書き

この記事は筆者の個人的感想であり、飲酒を奨励するものではありません。未成年の飲酒は法律により禁止されています。お酒は楽しくほどほどに。

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ABOUT US
写真士Takiguchi Takumi
商業的立ち位置(禄の一部)も抱えつつ、これからもいつまでも写真の世界で自由にさすらい成長していく思いを「士」の一字に込めて「写真士」と名乗っています。実は音楽(クラシックピアノ)の試行錯誤も同じくらい年数が経っています。どちらもこの先ゴールは...見えるのかな?